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日刊工業新聞に掲載されました ―育毛効果―

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SANSHO㈱は、NcPAを使って、育毛効果の実験を長年行っておりました。
日刊工業新聞(2015年10月7日)に、育毛効果に関する記事が掲載されました。

 

 

発毛剤「ミノキシジル」の2.5倍

化粧品会社、来月商品化

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SANSHO(サンショー、東京都中央区、諸星俊郎社長、03・5203・0715)は、ヒト血液中の生理活性脂質の一種「環状ホスファチジン酸」(cPA)に高い育毛効果があることを特定した。発毛剤として商品化されている「ミノキシジル」の2・5倍になった。濃度が0・5%の水溶液で発毛効果も確認した。11月に国内化粧品会社が商品化を予定している。

 皮膚は表皮、細胞増殖で重要な繊維芽細胞に富んだ真皮、毛細血管が通った皮下組織からなる。毛髪は皮下組織で、繊維芽細胞から変化した毛乳頭細胞、毛母(もうぼ)細胞で生まれ、伸長していく。今回は天然型のcPAをヒト毛乳頭細胞に添加し、1―2日後の細胞数で効果を確認した。
 また繊維芽細胞にcPAを添加、発毛促進のホルモンの遺伝子発現をメッセンジャーリボ核酸(m―RNA)で調べた。その結果、特に効果が高い繊維芽細胞増殖因子(FGF)の場合、何も添加しない時の3倍だった。
 薄毛の男性約20人を対象とする試験では、cPAの0・5%濃度水溶液を1―6カ月間、塗布し効果を明らかにした。女性でも効果はあるが、毛がまったくないケースや通常の肌では発毛しないという。2012年に国際特許を出願しており、近く成立する見込み。国内の大手化粧品会社のほか、台湾企業2社が育毛化粧品として販売する予定だ。
 cPAは生体に広く含まれる生理活性物質で、お茶の水女子大学の室伏きみ子学長が発見した。同社はcPAの応用を目的として08年に設立。今回は、SANSHOによる同大ヒューマンウエルフェアサイエンス研究教育寄付講座で、今村茂行研究員らが研究を行った。

 

 

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